小林恭子司法書士事務所紹介
今回のインタビューは本メディアで初となる「司法書士」の登場です。
小林恭子司法書士は、会社員時代に法律の勉強を始め、4回目の試験で司法書士に合格されました。
現在は「街の法律家」として横浜市青葉区で地域密着型の司法書士事務所として、地元の人たちの相談業務を中心に活躍されています。
相談者の気持ちに寄り添う優しさ溢れる笑顔の中に、とても力強く芯の通った誠実さを感じさせる小林恭子司法書士にいろんなお話を聞いてきました。
小林恭子司法書士プロフィール
司法書士 小林恭子
- 平成26年司法書士試験合格
- 神奈川県司法書士会会員
- 成年後見リーガルサポート会員
- 簡裁訴訟代理等関係業務認定
- 法テラス契約司法書士
- 一般社団法人相続診断協会 相続診断士
- 一般社団法人Happy Ending 協会認定Happy Endingプランナー
司法書士になったきっかけ
当時は会社員として、社員旅行に行ったりして楽しく過ごしていたのですが、5年位働いた頃「このままでよいのか・・・」という、漠然とした不安を感じるようになりました。
もっとチャレンジしたい、という思いが強くなり、挑戦してみたいと考えるようになり、
どうせチャレンジするなら、人生を変えるくらいの資格に挑戦したいと司法書士への道を決意しました。
しかし、当初は弁護士や司法書士など、法律に関わる書物など読むことも出来なかったんです。(読み方が分かりませんでした)
そういう状況でしたから、弁護士や司法書士は、雲の上の存在だと思っていましたが、ある日ある方から、
『司法書士になるということは10キロ歩くようなものだ。一歩でも歩ける人にとっては、大変だけど歩き続けることで実現可能な資格だ』ということを言われました。
この言葉こそが分岐点でした。
「それだったら自分でも出来る!!」
これこそ自分のための資格だ、と思いたち、司法書士になるための猛勉強をスタートしました。
もともと知的好奇心が旺盛で、様々な情報を得ることが好きだった自分にとっては、司法書士の資格取得の勉強は、苦しくも楽しいものでした。
司法書士の業務とは?
実は司法書士って、色々な事をやっています。
- 会社設立
- 不動産売買
- 財産分与
- 不動産分与
- 住宅ローンの設定
- ローン借り換え
- 相続遺言
- 成年後見
昔は相続に関する作業が主な業務でした。
時代の流れとともに家督制度によって相続で揉める事は少なくなりましたが、現在は『権利を主張する』事が多くなり、兄弟で相続による揉め事が多くなっています。
法的な側面から平等に争うことなく相続が行われる為に『遺言状』の必要性も高まっています。
また、相続時に起こる相続財産には、多くの場合不動産が絡んでおり、結果として相続に関わる専門家としての司法書士が、遺言状の作成や不動産に関する相談、成年後見等を行うことも求められるように。
結果として司法書士は、相続に関わる様々な手続きや、必要なサポートを行うようになりました。
しかし相続に関しては、様々な問題が複雑に入り組んでいます。
- 必ず関わってくる税金(相続税や税金対策、事前の贈与税など)について税理士や会計士が関わる
- 不動産が大きな相続財産となるため、査定や売却手続きを必要とするため不動産屋が関わる
- 不動産を相続する際に必要となる代償金の支払い方法として保険が有効なため、保険会社
- 高齢者のみで生活をしている家庭が増えてきているため、お亡くなりになった際の遺品整理業務
相続に関わるチームとして動いているので、司法書士の業務として直接関わらない内容でも、お気軽に問い合わせいただければ、専門家の紹介や手配も可能です。
相続や不動産売買、財産分与に関わる問題が発生した際、その中心となって手配を行う事が出来る司法書士が重宝される理由はこれです。
相続に関わる多くの業者それぞれに、相続人自身で一つ一つ対応するのは多くの労力を割かれます。
司法書士が、様々な手配を行うことで、それらを解消することができるため、最初に司法書士に連絡するメリットが大きいのです!
相談者様が無駄足にならないようにしたい、という思いでチームとして活動しております。
司法書士のやりがいについて
自分が提供しているサービスに対して、依頼者様の喜びをダイレクトに感じることが出来る
これが、一人で司法書士事務所をやっている一番の理由です。
大企業に努めてた会社員時代にはなかったもの。
会社員時代は、昇給や業績によってしか、自分の仕事に対する成果を感じられませんでしたが、司法書士になって顧客から直接自分の仕事に対する、ダイレクトな感謝や感情を感じられることは、何よりのやりがいで大きなモチベーションになっています。
家族への思い、愛情を感じられる仕事
また、残されたご家族の為に遺言の作成について相談に来られる方なども多くいらっしゃいます。
そういった家族への思いや深い愛情に関われることで、私自身がいろいろなことを与えられており、それで頑張れることもしばしばあります。
資格試験の苦労も有り、自分の人生を切り開いている実感も大いにあります。
そういう意味では、私にとって司法書士の仕事は転職です。
相続トラブルを避けるために
月1相談会開催(毎月第3土曜日)
弊所では毎月第3土曜日に1組様1時間の枠を設定した相談会を実施しております。
地域の皆様との繋がりを大切にし、何かお困りごとがあった時に相談できる場所にしたいとの強い想いから、スタートさせていただきました。
この相談会は、開業当初から一番実現したいことの一つでした。
司法書士という専門家は、認知度がとても低い資格であると良く聞きますが、実際に業務をしていると、ますますそれを実感せずにはいられません。
もっと身近に感じていただける士業になりたいという想いから、自宅を改築し、事務所と接客スペースを作りました。
居心地の良い雰囲気の中でお話をお伺いできる体制づくり、そして、それを認知していただくための広告。私1人の力で実現するには大変大きな道のりでしたが、助けてくださる沢山の仲間のご協力のお陰で、少しずつ時間をかけて形になってきました。
相続のご相談はご家族の状況、財産の種類などによって個別に違います。
また、財産の種類によって、そのお手続きも多岐に渡ります。
従って、まずは個別のご事情などを良く伺うことから始まります。なかなか話をしづらいことはあると存じますが、そんなご心配は全くいりません。沢山のご相談を受けてきておりますので、どうか安心して、お話をお聞かせください。
弊所では、司法書士業務に限らず、相続の周辺知識の専門家とも連携をさせていただいております。
専門分野にとらわれず、皆様のお悩みの窓口にしていただきたいと思います。
必ず、各方面の専門家にお繋ぎさせていただきます。
お手続きにお困りのお客様には、一緒にお手続きをサポートさせていただきます。
また、これから、相続を迎える方に向けての対策についてもお伝えしていきたいと思っております。相続ではお元気なうちに、対策をするかしないかで、想いの実現、そして相続人の精神的、物理的なご負担が大きく違ってくることも沢山ございます。
ご家族の繁栄は、どんな時でも強い支えとなり、ひいては社会に貢献します。
自分の子供達が、相続をきっかけに争う姿は見たくありません。
皆様の一番身近な宝物である大切なご家族がずっと幸せに暮らせること、そのためのきっかけとなることを心から願っております。
私は、毎月皆様をお迎えいたします。いつでも、お声がけください。
編集後記
編集部も初めての司法書士さんへのインタビュー、しかも女性ということで興味津々でした。
司法書士という資格が、実は多岐にわたる複雑な業務に深く関わっていることや、相続を始めとする「家族を助ける業務」があり、そこにはそれぞれの家族愛があり、それらを支える司法書士の大きな使命を知りました。
また、相続はとても複雑で遺書の作成相談に訪れるクライアントの、家族への思いに勇気をもらうという一言がとても印象的でありました。
これからも「街の法律家」として、クライアントに寄り添い続ける小林恭子司法書士の優しい笑顔に助けられる家族の物語が続くのでしょうね。
小林恭子司法書士、ありがとうございました!
小林恭子司法書士事務所概要
名称 | 小林恭子司法書士事務所 |
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住所 | 横浜市青葉区恩田町3282番地3 |
電話 | 045-298-9903 |
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