ベイアヴェニュー法律事務所は、横浜市の赤レンガ倉庫などを望むベイエリアにあります。
現在、6名のエネルギーあふれる弁護士が在籍する、「ベイアヴェニュー法律事務所」。
その中で、今回は神奈川県弁護士会所属の「河野隆之」弁護士にお話をお聞きすることができました。360ナビとしては初の士業、弁護士さんのインタビューということで編集部一同興味しんしんです。
予定より大幅に取材時間がのびてしまいましたが、じっくりと弁護士という職業、ベイアヴェニュー法律事務所という事務所について、そして河野弁護士のお人柄などなど、深く知ることができました。
弁護士さんというと、真面目で堅いという印象でしたが、今回河野弁護士とお話させていただいて、そのイメージは良い意味で覆されました。
横浜ベイエリアの、型にとらわれない現代の先進的弁護士集団、果たしてそのインタビュー内容とはいかに?
弁護士紹介
ベイアヴェニュー法律事務所 河野隆之 弁護士
経歴など
・昭和60年(1985年)生まれ
・神奈川県座間市 出身
・弁護士登録:平成25年(2013年)
・神奈川県弁護士会所属
趣味
・野球
元々は中学高校球児で周りに恵まれ大会記録を残すほどにやり切りました。その後、弁護士に進んでからも弁護士野球大会という、全国の弁護士が本気で野球日本一を競う大会に毎年出場していました。
もっとも、故障の影響から近年は満足な成績を残せず引退、現在はもっぱら観る方がメインとなっています。
・ボクシング
司法試験受験時代、勉強を続けるあまり重度の運動不足になったため、ボクシングを始めました。少し本気で鍛えすぎて、腹筋強化のためボディ打ちに耐える練習に入れ込み過ぎた結果アバラを折ることに。
それ以来、あくまでジム内ではフィットネスの一環に抑えるようにし、ジム外ではプロボクサーための代理人活動をするなど、弁護士業務としても関わっております。
・ワイン飲みくらべ、ワイナリー巡り
元々は、ごりごりのビール・日本酒党でしたが、ワインの素晴らしさに魅せられ世界各国のワインを飲みくらべることにハマりました。
海外に行くときは、ワイン有名産地を狙って行くようにしており、現在はスペインとニュージーランドに行けないものかと思案中。
弁護士になろうと思ったきっかけは?
中学時代にキムタクの「HERO」というドラマがきっかけでしたね。理由は、ずばりかっこいいから(笑)
わからないことを人に伝える、知らないことを教えてあげたり、熱意を持ってより良い解決をしてあげる、というのがかっこいいと思いました。法律というものが、これだけ人を助けられるものなんだということを、ドラマを通して理解するきっかけにもなりましたね。
主人公が法律で痛快に人助けしていくところが最高にカッコ良くて弁護士になりたい、と思いました。主人公は検事さんだったんですけどね(笑)
でも法律の専門家というのが、その当時は本当にかっこいいと思いました。そこから、法律の道に進み人助けをしたいと思うようになったのは事実ですね。
司法試験は苦労しましたか?
あまり言いたくはないですが、苦労しました(笑)
司法試験合格まで3年間、猛勉強の日々を過ごしました。
器用なタイプではないので、愚直に勉強方法も試行錯誤しながら、ただただ、ひたすら学業に専念した3年間でした。
苦労して司法試験を合格し、晴れて弁護士となれたことで、報われた気持ちになりました。
仕事のやりがいはどのような時に感じますか?
一番嬉しい瞬間は、相談に来てくださった方の悩みが解決され、笑顔で『ありがとうございました』と言ってくださった瞬間です。これは何者にも代えがたい、この職業ならではの喜びです。
職業柄、ほぼ全ての相談者は、それぞれに切実な悩みや苦しみを抱えてらっしゃいます。
初めてあった時は当然、硬く暗い表情をされておられます。
そんな相談者が、元気になって笑顔を取り戻した瞬間、そこに自分が関わり力になれたと実感できることが、何よりの『やりがい』であり喜びだと感じています。
中学校時代に憧れた『かっこいいヒーロー』の姿に、近づけるよう日々、相談者と真摯に向き合えるように努めています。
どのような案件を中心に取り扱っているのですか?
約6年前から3年間、相模原でサラリーマン弁護士を過ごしていた時は、様々な問題を取り扱っていました。
その当時は、刑事事件、離婚問題、外国人(入管関係)の事件も扱ってきました。
3年前に横浜の、日本大通り法律事務所で10人を超える弁護士事務所に入りました。そこでも、最初は同様に、相模原の時と同じような案件を扱う日々でしたが、徐々に企業法務の依頼を受け始めました。
現在はベイアベニュー法律事務所を立ち上げ、他の弁護士たちと共同で、法律事務所を設立しました。
ベイアベニュー法律事務所の設立後は、企業法務が中心になっており、多くの顧問企業様に、お世話になっております。
過去の経験から、あえて専門分野と呼べるモノは、
【不動産、交通事故、相続】
この案件に関しては非常に多くの案件を扱ってきたので、『専門』と言っても良いくらいの経験値と知識が身についていると思います。
珍しい案件としましては、独占禁止法に関わる相談を受け、公正取引委員会を動かし解決したことがあります。
企業法務は幅広く、労務管理から債務関連、クレーム対処などがありますが、独占禁止法に関わる案件は非常に珍しく、良い経験だったと思います。
今後力を入れていきたい分野は?
経営者様から、法律問題だけではなく、経営の悩み、経営者と従業員との関係や、従業員同士の関係についての相談をうけることが多くなりました。
背景には、働き方改革によって、売上を上げつつ、残業時間規制によって会社内に歪みが生まれてきてしまったことがあるようです。
働き方改革は、ただ、法律の内容を守っていくだけでは、企業と従業員の関係は上手くいきません。就業規則などは特に、時代にそぐわなくなってきているのが現状です。
それに対しての社会の流れが、『働き方改革関連法案』という法改正なのです。
しかし、ただ働き方改革を実行するだけでは労使ともにより良い労働環境を作り出すことは難しいと思います。働き方改革は最低限のルールであって、このルールにのっとった形で、会社にとっても従業員にとっても、お客様にとっても良い環境を作るお手伝いをさせていただきたい、と考えています。
法律の本来の目的は、縛るモノではなく、多くの人たちが共同社会で快適に過ごすための『理想』を明記したモノです。
全ての人たちが理想的な生活を維持するために守ってもらうべき最低限のルールです。
このルールにのっとった形で、起業も個人も、より良い関係性を築いていくのが、本当の理想だと思っています。
法律の専門家として、『法律』の側で、理想を目指すお手伝いをしていきたいと思っております。
企業法務に強いベイアヴェニュー法律事務所
長時間のインタビュー、撮影においても嫌な顔ひとつせず、真摯にひと言ひと言を、大切にしながら丁寧に目線を合わせて優しく語りかけてくれる河野弁護士。
その姿に、日々の業務においての氏の大切にしていること、相談者に対する真摯な姿勢などが、ひしひしと伝わってきます。
その優しい表情、語り口調とは裏腹に、相談者の心の平和を強く願い、それに対してあらゆる努力を惜しまないという力強さを感じました。
企業案件を多数抱え、河野弁護士の他にも経験豊富な弁護士が在籍しているベイアヴェニュー事務所。
法的な問題のみならず、様々な困りごとは、ベイアヴェニュー事務所の河野弁護士のような方に、相談したいと強く思いました。
ベイアヴェニュー法律事務所
所在地:
〒231-0007 横浜市中区弁天通2-21 アトム関内ビル6階
電話番号:045-319-4486