喜多能楽堂
元祖以来の名人と謳われた、故十四世喜多六平太の功績を記念し、設立された能楽堂。鏡板は昭和を代表する画家、前田青邨監修。
喜多能楽堂は能・狂言の公演を始め、素人の方の謡・仕舞の発表の場としてもご利用いただいています。
昭和30年喜多能楽堂が再建されたときに鏡板を揮毫したのは江崎孝坪画伯、
監修をしたのが昭和を代表する日本画家、前田青邨画伯(昭和30年文化勲章受章)です。
太くせり上がった根元と豊かな枝振りは素朴さと気迫を旨とする喜多流の武士道的芸風にかなった力強さと重厚さを見事に象徴しています。